STEP1では現況の問題点の洗い出しと希望のスタイルを考え,STEP2では電動昇降デスクのメーカー別比較をしました。
今回のSTEP3では実際に注文した電動昇降デスクを組み立てて、天板を自作(オーダー)するためのモック作成と採寸、設計図の作成を行います。
天板自作しました〜という記事はよく見ますが詳細な設計図まで載っているところが少なかったのと、私が木材通販のマルトクショップさんで注文をするときに座標位置の指定がなかなか難しかったのでそのあたりも詳しく説明していけたらいいなと思います。
準備
まずはSTEP1で紹介した使っている机にトランスフォームできる棚を移動させます。
パジャマでがんばってる私が写ってます。やだ恥ずかしい。
ルーターなど必要な機器と配線のみ残してさようなら!

組み立て
FlexiSpot E7を組み立てていきます。
楽天での注文から3日で届きました。とても重たいので持ち運びや組み立ては2人で行うと良いです。
開封しました。きれいに収納されています。
届いたものを開封するときってテンションあがりますね。
ようし組み立てるぞーー!
箱の中をすべて並べてみました。
天板以外はすべて六角レンジで組めますし電動昇降デスクの心臓部分もきれいに収まって届いています。
パーツはとても少ないという印象です。
下に捨てる予定の子供用毛布を敷いて作業スタート!
最初に天板部分を固定後脚を装着します。
これだけなのでとても簡単でした。
説明書もわかりやすくネジの指定もしてあるので間違えること無く進めることができました。
2人で作業したら20〜30分で完成すると思います。
完成しました!!!
配線は後ほど触るのでカバーは後で取り付けます。
【補強】アジャスター部分
脚のアジャスター部分がプラスチックだったので床の傷防止の為に粘着フェルトをカットして貼りました。
アジャスターは取り外しができるので粘着フェルトの裏面に当ててペンでアタリをかいて直径7cmの円にカット。
写真のようにぐるぐるーっとアジャスター周りをなぞって円を書きます。

床への配慮完了!
保護用のフェルトはホームセンターなどで売っているものを購入しました。
裏が粘着になっているのでカットして貼るだけで楽ちん♪
設置
置く想定の場所に配置しました。
思ったよりギリギリです。これは採寸頑張らねば天板が乗らないぞ。
天板制作
今回天板を自作しようと思った理由はデスクを置きたい場所の横幅が110cmしかなかった為です。
FlexiSpot E7の公式天板サイズは120cmからだったのですがフレーム幅は110cmです。
これは自作すれば110cmの天板で作れるんじゃないかと思い天板をDIYすることにしました。
また、隙間を有効活用するためにちょっと変わったカットをしたくて、木材通販のマルトクショップさんに注文しました。
モック作成
とにかくギリギリを攻めるためにモックを作成して採寸したいと思います。
まずはホームセンターで購入したプラダン(プラスチックダンボール)という600円前後で購入できる少し固めだけどハサミで簡単にカットできるものを使って天板のモックを作成しました。
天板モックに使った材料はプラダンです。
ホームセンターで「プラダンどれですか?」と聞くと教えてくれると思います!
軽いし強度もあるし色も何種類かあり、モック作成時に扱いやすかったです。
今回狭い場所への設置なので、電動昇降デスクを動かしながらぶつかる箇所をカットし、幅や奥行きを調整しつつ完成予想に近づけていきます。
リモコンをぶら下げちゃったのでたわんでいますね…これは後ほどリモコンを取って調整しました。
うむ、FlexiSpot E7規定ギリギリである110cmの天板もなんとかいけそう!
また、狭いスペースを有効活用したい…という事でハリの部分を変形カットしてもらってギリギリまで机にしたいので角を逆L字にする想定で進めています。
ソファー側の角を丸めてぶつかっても痛くないように調整も。
木の天板をいきなり注文しちゃうとこのあたりの微調整が難しいのでモックを作ってよかったなとおもいました。
しっかしギリギリだ。左右の採寸ミスったらやばい。

採寸
いよいよ採寸です。
作ったモックを元に採寸を進めていきます。
プラダンのたわみも考慮し、端数を削りながらメモ上で微調整します。

設計図作成
採寸したものから設計図を作成しました。
背面に配線孔をかねたモニターアームを設置できる切込みも追加しました。
注文
木材通販のマルトクショップさんで注文をします。
木材を選んでカットをしてもらうのですが、細かくカット方法を指定したい場合は座標と面の指定が必要になります。
そのためにも図で書いておくとミス無く注文できると思います!

部材の種類 | 無垢・集成材【四角形】 |
---|---|
樹種 | ゴム 集成材フリーカット |
厚さ | 25mm |
幅(奥行) | 700mm |
長さ | 1200mm |
上記の材料ベースにして天板の注文をします!
面取り
出典:木材通販のマルトクショップ
木材通販のマルトクショップさんの面図解は上辺から時計回りでABCDと振り分けてあります。
作ろうと思っている設計図に当てはめるとこんなかんじになります。
C面が正面側になっているのでここの面取り処理を「C面+磨き」、それ以外のABD面を「糸面+磨き」にしました。
コーナーR加工
角を丸くカットする加工を指定する場合も角右上から時計回りにABCDと指定します。
作ろうと思っている設計図に当てはめるとこんなかんじになります。
A面は無し、B面は特殊加工のカットをお願いするので無し、C面も無し、D面はソファーに当たるので「半径 45mm」指定で角を丸くしてもらいました。
塗装
塗装はうちにある蜜蝋ワックスを塗る予定なので無しにしました。
しっかり防水にしたいときはウレタン加工がよさそうです!
穴開け
穴開け指定は座標で指定します。左上(A)から、X軸で長さ方向の位置とサイズを、Y軸で幅方向の位置とサイズをmm単位で指定するようになっています。
設計図に当てはめると左上からの座標指定になります。
円形の穴開け
出典:木材通販のマルトクショップ
配線孔を円で作りたい場合にいいなぁと思う円の穴開け。
貫通させずにマグカップ置き場をつくってもかわいいなぁと思います。
例えば角から25mmづつあけて直径50mmの穴を開けたい場合は以下のような指定になります。
気をつけないとだめなのが座標は中心点までの距離ということです。
円のサイズが50mmで50mmの余白がほしい場合は半径分を計算して75mmと指定ないとだめです。

ちなみによくある規定サイズは直径60mmのようです。後で配線孔カバーを買ってつけようかなと思っている方は60mmで作っておけばカバーの選択肢が広がりそうです。
四角形穴開け
角丸の四角い穴を開ける加工です。
穴の四隅は直角でなく、丸みが残ります。丸みをとりたい場合は「角突き」にチェックが必要です。
角丸なのがやわらかくていいなと感じたのでそのままで注文しました。
今回は2箇所、背面の配線孔けんモニターアーム設置場所と右側のB面奥の切り欠きをお願いします。
切り欠きその1
まず背面の方の指定です。
Aの始点から1100mmの半分550mmを中心に200mm×10mmの切り抜きをしたいので、Y1の座標を0からにして切り欠き指定をしました。
切り欠きその2
続いてはり部分の切り欠きをします。
ハリ部分の幅100mmと奥行300mmをA始点でY1の座標を0からにして切り欠き指定をしました。
天板オーダー 14,660円!
以下の内容で天板をオーダーして14,660円でした。
ここに送料が3,000円ほどプラスされます。
ゴム 集成材(積層材)フリーカット
木材の形: 四角形
【反り止め】
無し
【ジャストカットの有無】
有り
【面取り加工】
A:糸面 + 磨き
B:糸面 + 磨き
C:C面 + 磨き
D:糸面 + 磨き
【コーナーR加工】
D:45mm
【四角形穴あけ加工】
① 貫通 x1:450mm x2:650mm y1:0mm y2:10mm 角突き:無し
② 貫通 x1:1100mm x2:1200mm y1:0mm y2:300mm 角突き:無し
色々と大変だったけど無事に注文完了〜!設計図どおりにすっぽりハマるのか、私の採寸は大丈夫なのか…心配ごとはありますが、木材なので切ったり削ることができると思うとドーンどとした心構えで待つことができます。到着が楽しみです。
次回、天板到着!昇降デスクの完成〜です。よろしくお願いします。